夜中何時に帰ってきたのか
知らないけれど、
朝起きて、玄関の靴を見て
家にいるのを確認し、
通常通り、娘を送りだし、
私は会社へ行く準備をしてた。

通常通り、
フロ上がりの素っ裸で
リビングで着替えていたら、
ちょうど起きてきた。

見慣れた光景とはいえ
相手は今年22歳になる。
セクハラともいう。

花粉症がひどく、
目を真っ赤にしていた。
近所の耳鼻科に行ったら?
今、予約すれば朝1番で
診てもらえるよ。

それもそうだな。
行くかな。

保険証は?

あ。
まさか数日しかいないのに
使うと思わないでしょ。
置いてきた。

じゃ、ダメだ。
薬局行って、薬買ってきなよ。

はい。

「ところでお金持ってる?」

「あ、あるよ。
2月はけっこう儲かった。」

バイト、掛け持ち中。
から揚げを500個揚げたりしてるそう。

「フェブラリー取ったんだよ。」さらり。

フェブラリーステークスという
JRAのG1レースのこと。

「いくら買ってたの?」

「500(円)」

「いくら付いたの?」

「3連単で130倍くらいか。
オレ、1位から6位まで
全部当てた。」さらり。

私が馬券を買うのは
たまにとはいえ、
3連単なんて
当てたことがない。
この人は、何度目なのか。
生活が懸かってる人は違う。


病院の代わりに
昼休み、プレゼントとして
アルガードを買ってきた。
この辺のドラッグストアは
薬剤師不在が多い。
1類は買えない。
アレグラを買いたかった。

私が出勤するまでの
10分間くらいだったけど、
単位の話、就活の話、
どこでもいいから就職して、
おぴ子に毎月2万円仕送りしろ
という脅し。
(これくらい言わないとダメ)
相手は大人。
一方的に伝えた。

これからcomとおぴ子が
揃ったら、食事へ行く。
出掛ける前に昨日作った
母ご飯を食べてる。
胃袋の準備体操中。

ほ「テラハ観たんだね?」

母「観た。良かったよね。」

ほ「酷評されてたけど、
普通におもしろかったよ。
オレ、高校の時の一番仲いい
女友達と行ったんだけど、
そいつが、オタベがIに似てるって
言うからそればっか気になって。」

Iとは寺の息子、
高校のクラスメイト。

「その女の子が運転してくれたの?」

「そう。
あ、でも好きじゃないよ。
友達。」

「友達が一番いいんだよ。
お母さんだってにぶと
付き合うなんて
思ってなかったもん。」

「オレたちにはそれが
微塵もない。
オレから、傍目に見れば
カップルだけど、
お前だけは絶対ヤダ。
って言ったんだ。」

たまにだから、
話も尽きず楽しいな。



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