ジイ、退院。
Sサイズの服でも余裕が
あるほど細い人が更に痩せていた。
ボルドーのシャツを着て
喜んでいた。
持って行った時は、
昔の人だから
買わなくてもあるのにと
言っていたけれど。
「赤、好きでしょ。」
「うん、大好き。」

退院で持ち帰ったグッズを
また各場所に配置し始めた。

「近いうちにまた入院するんでしょ。
バッグに入れたままにしてよ。
毎回探すの大変なんだよ。」

「そうだなぁ、万が一って
ことがあるからな。」

万が一

ほとんどありえないようなこと
だとすれば
その表現は違うよ、ジイちゃん。

「万が一」を5回くらい
使っていたけれど、
そう言いながらも洗面台に
プラのコップをしまったり。
それを背後から見ていた。
覚えておこうと思って。

肺は良くなったようで、
苦しい呼吸は聞こえなくなった。
ただ1ヶ月近いベッド生活で
足が弱っていた。

夜、毎年引き受けている
年賀状印刷のことで
電話をした。

本人は寝ていたよう。

「ジイ、起きてる?」

「さきほど息を引き取りました。」

「あ、そうなの?
年賀状の注文の件で
電話したんだけど、
喪中ハガキ注文しておく?」

こんな家ですみません。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆

会社で手作りのさつまいもを
いただいたので、
スイートポテトにした。
レンジでチンしてから
娘に潰すのを手伝ってもらい
準備なんてあっという間。
おデブちゃんな形にした。
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このあと焼いて食べた。
ラム酒とシナモン入りの。

週の真ん中を過ぎたので、
気分が向上。
なんだかたのしいな。



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