今日、弔問に来てくださった方に
実家の工事の担当の方がいた。

まず障子の張り替えの話をする。

私「金曜ですよね!
建具屋さん来てたの!
逝く2日前ですもの、ビックリですよ。」

担「工事では迷惑掛けちゃって、
障子張り替えさせてもらったんですよ。
まさかこんなことになるなんて、
カズさん元気だったからさー。」

私「おかげで祭壇の部屋、
ピカピカですよ。
畳は間に合わなかったなー。」

担「初盆までには何とかするんで、
落ち着いたら声掛けて下さい。
やらせてもらいますから。

オレさ、知ってビックリしちゃって・・・」

しばらく祭壇を眺めていた。

遺影を見て、
「そうそう、帽子がトレードマークね。
いつもオシャレしててさ。
カズさんといえば帽子。」

続く
担「カズさんからしょっちゅう電話来てたの。
私のこと息子みたいに思ってくれてね。
来ればお菓子だ、飲み物だ、ビールだって
お土産いっぱい持たせてくれて。
情に厚い人でねー。
あんな人なかなかいないですよ。
うちら商売だから、
その後もお客さんとの付き合いはあるけど、
カズさん、うちの実家によく来て、
野菜届けてくれてね。
(↑ すでに聞いて恥ずかしくなってる私)

うちのおふくろ死んだ時なんて、
『湯灌まで』来てくれたんですよ!
うちのおふくろの顔、
拭いて行きましたから!


いやー、そこまでしてくれる人、
いないでしょう。」

(・・;)

し、しんじられない。
し、しつれいしました…<m(__)m>
でもジイなら、ありえる。

私「ほんとっ、厚かましいとの
境界線がない人ですから、
ご迷惑おかけしましたー。」

担「そんなことないですよ。
私、カズさんに感謝してるんですから。」

これからこんな話を
何度も聞かされていくのだろうと思った。
さすがだ、ジイ様。


私もお返しに話した。
舅(にぶ父)が入院した時、
嫁より先に病院に駆けつけて、
術前の説明では
家族よりも近い席で主治医の説明を
聞いていましたから。
それで病院から
「ところでどなたですか?」みたいな
話になりまして…と。

人類みな大親友。


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