おじいちゃんのいえにいた
ごりらみたいなおじさんは、
きまぐれにぼくにえさをくれました。

きまぐれにそだてられた
ぼくのからだはすこしやせました。

それでもおじいちゃんが
いなくなったあとも
ぼくは「がし」することもなく、
きょうまでげんきに
いきてこれました。


ごりらおじさん、
もしかしてかぞくもへって、
ぼくもいなくなって
さびしいきもちで
すごしているんじゃないかと
しんぱいすることもありました。


きのう、ごりらおじさんと
あのひとがでんわではなしを
していました。

あのひとが
でんわをきろうとしたとき、
「おー、おー、おー」と
あわてて、

「ばかいぬ、げんき?」

とききました。

おじいちゃん、
にくまれぐちは、
さびしさをかくしているから
だとおもいます。
ごりらのほんしんなんて
てにとるようです。


たろうより


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