今日は娘から袴の写真が
送られてきた。
友達と貸衣装やさんにいる。

夏前くらいかな、すでに
試着の写真が送られ、
仮予約はしていたようなんだけど、
75000円と高いから、
別のも探すと言っていた。

1度もこれについて
話をしていないのだけど、
袴代は自分で出すつもりだったと
最後に知った。

前回が黄色。
今日はオレンジ。
髪もUPされてて、
今日の袴の方が
映えて見えた。

「今、見積もり中。」

躊躇したが、
まだ交渉事などで
汚れなき娘に
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「合い見積もり」を教える。

前回が75000円で、
もしも今日、8万円だったら、
その話をしてみたら?と
いう具合に。
「ふたつ迷っていて、
安い方にすると言えば、
安くしてくれるかも。」

絶対しろ!とは言ってない。
やんわりと「言ってみたら?」だ。
心の中では「言え!言うんだ!」だけど。

すぐに結果が送られてきた。
6万円弱。

じゃ決まりだな、
可愛いし、安いし。

でももう一押し。

「5万円しかないって言ってみたら?
お母さんが5万円までと言った。
どうしてもこれがいい。」と。

汚れなき娘を汚していく罪悪感。

でも心の中は、
「ダメ元!言え!」だ。

友達と同行していたようで、
次に友達推薦の袴の写真が
送られてきた。

「断然オレンジ。」

娘「これだと4万円なの。
あとね、さっきの見積もりから
不要なものは外して
さらに安くなると思う。
ブーツと巾着抜いた。」
(さすがしっかり者)

次に2点を抜いた53000円の
見積もりが送られてきた。

よかろう。

「えー、でもCはこっちがいいって
言ってる。」

「オレンジ。
そのほうが似合う。」

「1万円ちょっと安いんだよ。」

中退して袴を着られなかった
私個人の思いがここで湧き上がる。

心の中「一生に一度のこと。
妥協しなくていい。」

妥協っていうよりも
友達の意見のほうが
響くだろうから、迷っていた。

そこで
「袴代残しておいたの覚えてる?」

「え?いつ?」

次は直接電話が来た。

「私のおかね?」
「そうだよ。」
「お年玉貯金、あなたが
見事に使ったんだけど、
袴代はここからねって
預かってた。」
「ありがとう!!!
よかった、それで助かる。」

「え?自分で払うつもりだったの?」

「うん。そうだよ。

ほんとありがとう。」

いえ、だから最初から
あなたのお金なんだって。

すっかりそんな約束も忘れていて、
感激していた。

卒業準備はこれで終了。

男の子は入学式のスーツ1着で、
全てのイベントを乗り切れるもの。

息子には厳しくすることが
愛だと思っていて、
娘は安全面で守りたい。
しかし100m先の病院に車で
送れという長男と
小学生の頃から片道3キロ先まで
歩いて用事を済ませるような
根本的なキャラクターの違いがある。
ヒッチハイクもスカイダイビングも
幾度もの旅行も
飛び出して行くのは娘だった。
親の思いと結果が相反した例。

夕べは社会人になってからの
部屋の話をした。
住まいに関する会社との話が始まる。
仲介業者も会社が世話をする。

私は相場を知りたくて、
知らない街の賃貸を見ていた。
おぴ子が希望する家賃上限では
築40年かビルの谷間か
ちょっと傾いてない?という
物件しか目に入らず、
とても不安になった。
学生の街と大人の街では
家賃が違う。

いいところに住むためには
どうすればいいか?という思いが、
今後のバイタリティになるのでしょう。
たぶんね。

ずっと応援する。
それにがんばりすぎなくてもいい。
ほどほどに。
っていっても…の子だけど、
困ったら頼りになる人間でいたい。
逆に、頼りないから、ああなった。
私の上をゆくしっかり者。
うん、きっとこの関係は
このままで正解。


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