平成5年9月に完成した家。
ハウスメーカーではなく、
作ったのは、にぶの親戚の田舎の大工さん。

2階建ての家を作るのも初めて。
断熱材、入ってないかも。

当時、全財産10万円あった?
という学生だった私と
社会人1年目(にぶは都内の会社員だった)で
ウハウハに遊び惚けていたにぶとの結婚。

いきなり、うちの実家に挨拶に来た
北の国からの田中邦衛(じい)と
ふー(姑)が、

こちらで家を建てます

とぶったまげる発言をした。
うちのジイに威厳は微塵もないから、
母親の圧におののいたとしか思えない。
思わず言ってしまった…のかな。
まだ時代は古かったから、
男親の責任とか・・・


家を建ててくれるなんてすごいじゃない
とまるで玉の輿に乗ったかのようにも
言われたけれど、
これには事情があって、
そこに建てるはずだった次兄の代理で、
狭いところを譲られた。
好きな場所に、好きなように
建てられる家でもない。
なんせお金がない。
力がないから、言われるままに。

そんな家も今年で27年目。
私がひとりになっても生活できたのは、
この家があったからに他ならない。
いずれ家の建替が必要になるだろうと
少しずつ住宅財形をやっていた。
(にぶがいなくなって解約)

姑さんの付き合いで強制的に加入した
保険料の高い火災保険に救われ、
すべて保険で家を修理できてきた。
大震災の後100数十万円もらって、
外壁を塗装する。
水道管破裂による漏水後、
キッチンが新しくなる。

お風呂場だけは、未開の地。
住宅設備を考えた時、
最も高いのが浴室。
そして傷むのも浴室だ。
外気温同然の中での入浴が冬場つらかった。

予算100万円以内。
無理だよって言われても
そういう会社を探している。

先日の連休中、ネットで
一括見積希望を送った。
ちょこちょことメールで
案内がくる。

その中で、唯一心に残ったところが、
最近急成長しているメーカーの
リフォーム部。
きっと大量に仕入れるから安い。
そして名前は出さなかったけれど、
知り合いが勤めている。
成約前で、そこで決定でもないから
あえて相談もしていない。
(名前出したら、
値引きしてくれるって)

夜の電話の感じがよかった。
ほぼ決まり。

「在来からユニットで
〇様の相場はおいくらですか?」

「〇〇万円です。(2桁)」

この即答が気に入った。

見てみないとなんとも
とか当たり前のことを
言われなかった。

気になるところをいくつか聞かれた

・冬場、水道が凍結を繰り返し、
浴室内に配管が通っている。
工場みたいでとても気に入らない

・ヒートショックを起こしそうに寒い
おそらく歳いったら、
死んでしまいます。
とにかく暖かくしたい

・洗面所の床もひどいので、
予算内なら、修理したい

・お金をかけられないので、
最新設備は望んでいません。

・物が高いので、
電気の給湯をやめたいです。
ガスコンロを使っていて、
オール電化の家ではありません。
今後ひとり暮らしになるので、
エコジョーズも考えています。

真剣に考えたのは1日。
今、考えているのは工事の時期。

明日、見積もりに来てもらう日を決める。

すべてタイミング。

後悔しても遅いこともあるけれど、
今とこれからの未来を
満たしていけますように。



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